7月1日 なにわニコルソンズの公演と山下純一さんのライブを見てきました

令和元年7月1日 京都木屋町のモダンタイムスへなにわニコルソンズの公演と山下純一さんのライブを見てきました。

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前回は5月5日に観覧。そのときのようす ↓

「ニコルソンズLIVE!!」をみに行きました - ねたもへの滴るblog

今回も今回もたのしんできました

 

はじめに

わたくし、山下純一さんは盲目で車いすのミュージシャンのファンであります。

京都でライブがあるということでみてきました。

なにわニコルソンズさんは今年立ち上がった劇団で、山下さんが舞台の作曲されてる。

京都モダンタイムスでおこなわれるこの組み合わせは3回目に拝見。すごくたのしみ。

HPはこちら

山下純一さんとは 

  全盲で車椅子のミュージシャン

山下純一 Official WEB site 全盲で車椅子のミュージシャン


なにわニコルソンズとは

渋谷ニコルソンズという劇団の関西サテライト。先月、関西公演を成功

なにわニコルソンズ

モダンタイムスとは

木屋町にあるライブハウス

京都 ライブハウス&大正レトロダイニングウェディング モダンタイムス

 


ライブへ

17:30に出発。開場時間ギリギリに到着。

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今回で3回目なのでまっすぐ地下へ

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公演まえに山下純一さんにごあいさつさせていただく。はじめてなのでかなり緊張。優しく接していただき欲しかったCDも購入。握手まで。

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興奮をおさえつつ席につく。ウーロン茶と食事を注文。本日は鴨の他人丼

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あいさつ

木下半太さんのあいさつによりスタート。

3人によるみじかいお芝居、ロックンロールな紙芝居、山下純一ライブの三本立て。

山下純一ライブ以外はどんな公演かまったくわからない。たのしみ

公演スタート

なにわニコルソンズ

まずはなにわニコルソンズの3人による芝居。

映画化される小説「サンブンノイチ」の一部。三人組の強盗の分け前をめぐって展開。

最初はふたりが元カップルという設定。

犯行のあと無事に逃げのびたわるそうな3人。お金の割合でもめる。元カレの分け前を減らそうとする彼女。元カノを殺そうと持ちかける元カレ。不穏な空気に。一触即発の何か起こりそうになったところで終了。

続いてはまったく違う内容にしたいという木下半太さんの提案で教師3人。

お客さんからアンケートをつのって英語、社会、音楽の先生に。敬語ですすむストーリー。即興劇のため3人の役作りに差が生まれしどろもどろになる場面も。どんどんふわふわした感じになったところで終了。面白かった。

 

紙芝居

続いては紙芝居?とのこと。ロックと紙芝居の融合?

謎が多い演目。

はかま姿の女性と、黒子、ギター、カホーンの男性の合計4人。女性が講談され黒子さんが紙芝居をめくり楽器組が生演奏するらしい。「紙がめっちゃ飛ぶから気をつけて」と何度も忠告。

ユニット名は「スパイスアーサー702」とのこと。さっそくスタート。

演目は

「飛脚の花ちゃん」

まずは絵本のような可愛らしい「飛脚の花ちゃん」ヒロインの花ちゃんが飛脚をこなす旅ばなし。紙が飛ぶ飛ぶ。遠くに投げるのでなく次々にめくるため放り投げる。舞い散る紙と飛脚のスピード感がぴったりのお話。可愛かった。

「おばあちゃん木炭バス」

続いては本日は来られてないリーダーのおばあさんを主人公にした「おばあちゃん木炭バス」。朝ドラのモデルの候補にもあがった人物らしい。若いころ当事めずらしかった車を持った男性と結婚。タクシー業をしていたが夫が急死。生きていくために車の運転を覚えバスとして営業。そこに戦火が。ガソリンの供給を止められるが改造し石炭で車を動かす女性のはなし。そこから朝ドラのように天国へ上るまでのおばあさまの人生劇。楽しかった。

調べてみると木炭自動車はたしかにあった。構造からして改造は大変だっただろう。ほんとうにすごい

ja.m.wikipedia.org

紙を放り投げることですばやくめくる事ができ、移動や、カットインでの場面展開が表現され、ものすごい疾走感を得ることができる。これがこの独自の紙芝居なのかとこのあたりから理解。

 

途中でお片づけタイム。さきほどの3人芝居の役者さんたちが指示され拾ってまわる。そこもエンターテイメントに。

「ブルーブルーブルーブルー」

続いても実話を元にした紙芝居。この演者のなかに登場人物がいます、とのこと。あっさり公開される。もしかしたらネタバレかも知れないので誰かは書きません。青春バンドストーリー。わたくしもバンドブーム世代なので感銘を受けました。

3つで演目は終了。拍手喝采のエンディング。面白かったです。

全体をとおして講談や浪曲を絵と演奏付きで見ているようで引き込まれやすい装置になっていてよく考えてあるなと思いました。

休憩

山下純一ライブ

ほんじつはベースの福田さんとおふたり。はじめてみる編成。去年の年末から見ているがギターの今堀さんがおられないステージは初めて。

福田さんはベースとキーボードを担当。山下純一さんとおそろいのフットペダルも購入し初披露とのこと。

いつもは山下さんの準備に時間がかかるが本日は福田さんも設定に手間取る。そこも掛け合いが見られて面白かった。演奏するための準備をじっくりみせていただいてスタート。セトリは

はじめて聴く名曲や持ち歌もアレンジでとても新鮮。

MCではNHKのカメラが入っているとのこと。たしかにあったが気にしてなかった。

そのことから佐村河内守氏の事件に。彼のおかげで見えないことをことさらに言う必要があり迷惑してると笑いをとる。実際そうだろう。佐村河内氏はマスコミをだました事より障害を偽って有名になろうとした事が問題。取材中「目が見えないのはわかってくれたと思う」と。

大盛況でライブ終了アフタートーク

エンディングは3人登壇 

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まとめ

即興劇も紙芝居も素晴らしかった。

カメラが入っていたが山下純一さんのライブもいつも通り今回も素晴らしかった。

即興劇や紙芝居がスピード感やハラハラ感がつよいので最後のライブがしっとり。

3組とも共通なのは、根幹に素晴らしいアイデアがあってそれを大事にされている。そして、それを活かすような工夫を手作りで足していく。それは大事だなぁと再認識。

イデアが大事、それを活かす手作り、

これらをわたくしも大事にしよう。

後日

そして

7月4日 NHKの6時の京都放送のニュースでこの日の様子が放映されました

 素晴らしい内容でした。突然だったので録画できなかったのはざんねん

当日の様子はなにわニコルソンズさんのブログ参照

www.xn--q9jc2i3f9ar0h0lrc.com

さらに後日

なんとNHK京都で放送されたドキュメントがネットで公開されました

7月4日(木)放送『ハーモニカと車イスと僕と』 | 京の特集 | NHK 京都放送局 | ニュース630 京いちにち

すばらしい時代になったものだ。かがくのちからってすげぇ