愛がなんだをみてきました

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愛がなんだ


令和元年 5月15日水曜日。「愛がなんだ」をみてきました。

ある日ラジオから


KBS京都ラジオの「チキチキ遠藤波乗りジョニー」から「ダメ男にみつぐダメ女の映画がある。それで映画館が立ち見がでるほどいっぱいになってる」と話題に。そんなことあるのだろうか
さっそく見てきました

運動がてら1時間かけてウォーキング。すずしくて気持ちよかった。

aigananda.com

感想

すごかった…
ただ、なぜ立ち見が出るほどというのは分からなかった。わたくしが見た回は平日の昼間だったのもあり満員とまではいかないがそれでも入っていてびっくり。これだけ話題になるなら、映画「リング」や「貞子」みたいにとてつもなくこわいのでは、と構えていたがそんなことはなかった。安心。
間違いなく言えるのはこんな恋愛映画はみたことがない。

「ダメ男にみつぐダメ女」なぜあんなに幸せそうなんだろう。おかしな感覚だが登場人物たちの価値観は理解できた。逆のみつぐ男も描かれているので性別は関係ない。人間が大人になるための儀式なのか

終盤

印象にのこった終盤。意外な人物が話を収束させるようなセリフを言う。性別が逆の同じ立場「ダメ女にみつぐ男」仲原である。そのとき主人公がまさかのブチ切れ。あのシーンはドキドキ。もししてヒロインの山田さんは事件を勃発するかとヒヤヒヤ
特撮も派手な演出もない定点撮影のようなシーンが長く続くのに見てられる。きっと俳優さんのチカラがすごいんだろう。
そして、そのキレられた仲原もその直前に客観視点を教えてくれた人物すみれにキレる。つながっているのだ。
客観視点を持った本質を突く意見は拒絶される。仮に正しくとも。「その通り。だから余計に腹が立つ」という川柳もあるとパタリロも言っていた。そのままズバリを言うのは危険。なにが人を刺激してしまうのか。それはわからない。
もしかして山田さんは仲原の意見にすみれの影響を察知したのかも知れない。あの場に居たのだから。すみれは片思いの男(マモル)が片思いする女。山田さんには家族も「ようこ」以外の友達も描かれてない。病的なまでに尖鋭化した山田さんは敏感に察知したのかも知れない
そして物語は収束へ。その山田さんの意外な行動でおわりへ向かう。決してこわくない選択なので安心してご覧になればと。
あの選択は男女関係なら理解できない人もいるかも知れないが「親と子」「アイドルのファン」「会社と社員」など別に当てはめると考えればとくに問題ない、と思った。そこまで山田さんは恋愛を人間の業として客観視点を持って解釈した行動。そう思いました

まとめ

けっこう考えさせられて面白かった。しかし、映画館で立ち見してる人もいろいろ考えてるのだろうか。何度か見たくなる要素があるの理解できた。話を追えてない部分もあり機会があればもう一度みたい、と思う。みなさんはどうなのだろうか。とにかく共感できなくても見たほうがいいと思いました。みつぐといのも効用があるのかも知れない